▼「@アットマーク」の由来
●メールの中のアットマーク
メールアドレスで使われている「@」の記号。 今では、当たり前のように使っています。このマークの由来について、よく英語の「at」から発展したものだと言われますが、
実はラテン語の「ad」(英語のat、to、forなどに相当する接頭辞で、“address”などさまざまな英単語に応用されています)をデザイン化したものです。「a」を書いて、そのまわりに「d」の一部を書いたものがはじまりと言われています。
はじめてこのマークをメールに使ったのは、アメリカのボルト・ベラネク・ニューマ社のレイ・トムリンソンだと言われています。
彼は、1971年に現在の電子メールの起源となるPDP-10用のプログラムを開発し、翌年「CRYNET」と呼ばれるファイル転送プロトコルと「@マークでユーザ名とホスト名を区切る方式」、を採用する事で、2台のPDP-10間 でのメールの送受信に成功した人物です。
●@アットマークの呼び方
日本ではアットマークと呼ばれていますが、これは全世界共通の呼称ではありません。おもな呼び方を集めました。
英語 |
「commercial-a(商売のa)」または「commercial-at(商売のat)」。その他には「at sign」「scroll-a(渦巻き)」「about(アバウト)」 「cyclone(サイクロン)」 「snail(カタツムリ)」 など。
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イタリア語 |
「chiocciola(キアチョラ=カタツムリ)」「a comerciale(商売のa)」
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スペイン語 |
「arroba」
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ドイツ語 |
「Affenschwanz(アフェンツヴァンツ=サルの尻尾)」または「Klammeraffe(クラメラフェ=ぶら下がったサル)」など。
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フランス語 |
「arobase」。その他には「un a commercial(商売のa )」「a enroule(グルグル巻きのa)」「escargot(エスカルゴ)」など。
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ロシア語 |
「kommercheskoe(商売のa)」。その他には「sobachka(子犬、ワンちゃん)」。
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韓国語 |
「dalphaengi(カタツムリ)」
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タイ語 |
「ai tua yiukyuiu(ちょろちょろ動く虫のような生き物)」など。
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※今回のアットマークについての内容は、めざましテレビ(フジテレビ)、クイズ$ミリオネア(フジテレビ)、TBSの特別番組、ジャパンFMネットワーク(JFN)などの取材を受けました。
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