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 ひいきにしてきたCDNOWがアマゾンに吸収されてしまった。日本のレコード屋で置いてなさそうなトリップポップと呼ばれるジャンルのCDなどをここで注文して送ってもらっていた。MONO、Hooverphonic、Saint Etienneなどなど。

 中小のコマースサイトが大規模なサイトに吸収されるのはよくあることなので、それ自体は「ややさみしい」で済ませられたが、問題は過去延々"ウィッシュリスト"に登録し続けた私のデータがどこかに言ってしまったということである。

 ウィッシュリスト機能は現在では日本のコマースサイトでも付加されるようになったので説明不要と思うが、つまりは「そのうち買ってやろう」と思う商品をメモっておく機能。CDの購入ではこれが非常に便利だ。

 最近のヒットチャートはまったくアテにならないから、CDを買うか買わないかのポイントは"耳"の勝負になる。レコード屋で試聴して買うのがベスト。けれどもそうも足しげくレコード屋に通えないし、第一試聴できるCDは限られている。次善の策はインターネットラジオである。あちこち回ってあれこれ聴いていると時々「おぉ」と思わせる曲にめぐりあう。それをすかさずメモる。このメモるサイトとして重宝してきたのがCDNOWなのである。手順はCDNOWに飛び、ネットラジオで表示されたミュージシャン名かアルバム名で検索し、商品紹介ページにあるウィッシュリストボタンを押す。それだけ。これでCD購入に不可欠な固有名詞がいつでも取り出せるようになる。

 実際に買うのはアマゾンでも日本のレコード屋でもよい(CDNOWには悪いが)。無論CDNOWから買ってもいいわけである。

 CDNOWがアマゾンに吸収されたおかげでこのウィッシュリストのデータが破棄されてしまった。アルバム40枚分ぐらいあったろうか。そのほとんどがマイナーなアルバムなのでもうたどりようがない。あーぁという感じである。CDNOWはミュージシャンのデータベースも非常に充実していた。これもなくなっている。個人的には音楽業界全体にとっての大損失だと考えている。