男がコロンをつけてどうするんだと言っていたのは昔の椎名誠だったが、今では、会社にいる時間は別
として、フツーにつけるよという人が多くなっている気がする。
気恥ずかしさを押して書けば、筆者はアロマにも幾分興味はあり、エッセンシャルオイルを扱っている店があると、それとなくいくつかの瓶を取ってチェックしたりしている。就寝時用としてお勧めなのが、プールアニックに置いてある独ブランドの「Linaloe」。仰々しさがなくて使いやすい。
コロンの方はまったく詳しくなくて、唯一バナナリパブリックの「M」が「これは間違いない」と思える程度。シャネルのアリュールオムとかブルガリプールオムとか、巷で騒がれるやつはいっぱいあるが、ここは日本だし、さりげなさが一番なのだ。そういう意味ではバナリパの「M」なのだ。そういう結論に達している。
ところがこれが日本では手に入らない。バナリパは現在GAP傘下にあり、GAPの上位
ブランドとして日本で展開してもよさそうなものだが、それをやらない。米ブランドとしてはかなりしっかりしたウェブショップを運営していて、そこで買えればいいのだが、国外には発送しない。「M」がなくなってくると代わりをどうしようということになる。
この手の好みは他のブランドだと代替にならず、海外旅行に出た際に免税店なども当たってみたりするが、ピンとくるのがない。
と思って先日、ウェブをうろうろしていたところ、京都の香水専門店が運営しているウェブサイトを見つけた。同系の店は過去にいくつか見たが、ここは品揃えと関連情報の充実ぶりが一番。「香水畑」という名前でやっている。「M」も当然のことながらある。早速注文した。
このサイトでは5000人を対象にした人気ランキングの結果
も公表されていて、男性用だと「ジバンシ−・アンサンセウルトラマリン」「アランドロン・サムライ」「ブルガリ・プ−ルオム」の順で人気が高い。「M」はベスト20にも入っていない。なぜか?
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